のんびり散歩感覚で笠間焼巡り 17日からイベント 31日からオンライン販売

茨城新聞
2020年10月16日

笠間焼協同組合(大津廣司理事長)は17日から11月23日にかけて、笠間市内の陶芸家工房や焼き物ギャラリーなどで共通の販売イベントを開く。コロナ禍で、「笠間の陶炎祭(ひまつり)」「笠間浪漫(ろまん)」など大規模な催しが中止となり、販売機会が失われている現状を考慮し、各会場を散歩感覚で巡り焼き物に親しんでもらう。また、今夏好評だった笠間焼オンラインストアの第2弾として、今月31日にウェブサイトを開設する。

17日から始まる販売イベント名は「のんびり笠間焼散歩」。市内の陶芸家やギャラリーオーナーら30人が参加し、自宅工房やギャラリーで販売対応する。このほか、同市笠間の「きらら館広場」と「まちの駅笠間宿」の2カ所にも、期間限定で仮設店舗を設置。同店舗の開設日は、17~18日▽24~25日▽31日~11月3日▽11月7~8日▽11月14~15日▽11月21~23日-の計15日間。

また、同イベントと連携する形で、オンラインストア「かさまうつわ商店秋まつり」を31日から11月15日まで開設する。中止となった「第39回笠間の陶炎祭」「第9回笠間浪漫」「陶とくらし2020」の出店予定者を中心に、作品約2千点を販売。このほか、作家プロフィルや自己紹介動画なども掲載し、従来の笠間焼ファンだけでなく、新規開拓と来年以降のイベント開催に向けてPRも行っていく。

サイトの開設期間は、31~11月15日。URLは、https://kasamayaki.online

両企画を主催する同組合は「秋のイベントの中止が相次ぎ、焼き物関係者には大きな打撃となっている。厳しい現状を打開する一歩として、感染対策防止をしっかり行い、多くのお客さまを迎えたい」と話している。

問い合わせは笠間焼協同組合(電)0296(73)0058

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