丹精の盆花 彩る散歩道 大田原の巻川沿い ミソハギ10万本

下野新聞
2020年8月17日

 大田原市中田原の巻川沿いにある「みそはぎロード」で、ミソハギ約10万本が見頃を迎え、約560メートルにわたって両岸を紅紫色に彩っている。

 住民らでつくる「みそはぎ会」(徳原弘美(とくはらひろみ)代表)が2007年、地域に憩いの場を作ろうと植栽した。同会や地元の中学生らが協力して手入れしている。

 お盆の時期に咲くミソハギは、墓や仏壇に供える「盆花」として知られる。時折、雨が降った12日には、満開となった上品で小ぶりな花が風に揺れていた。今月末ごろまでは見頃が続くという。

 近くの保育園児渡部凪紗(わたべなぎさ)ちゃん(5)は「かわいいお花。ミツバチもいて楽しい」と笑顔。母親の理恵(りえ)さん(34)は「新型コロナウイルス禍の中、きれいな風景に癒やされます」と話した。

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