《食いこ》豚職人工房ぶぅーぶー(下妻市) 自社生産豚肉を加工販売

茨城新聞
2020年2月23日

「ぶた」の赤い看板が目を引く下妻市の「豚職人工房ぶぅーぶー」は、自社生産する豚肉の加工販売を行う6次産業の肉店。精肉はじめハムやソーセージなどの加工品、メンチやコロッケなどの総菜と多彩な商品が並ぶ。細切れ肉やコロッケ1枚から気軽に買えるが、店長の倉持暁成さん(31)は「洋風の外観からレストランと間違えられる。気軽に来店してほしい」と呼び掛ける。

同店は50年以上養豚業を営む「倉持ピッグファウム」が開く。倉持さんの父が社長、兄が農場長として豚の生産に携わる。次男の倉持さんは全国食肉学校で学んだ後、東京や愛知で加工の技術を磨き、2016年にオープンした店を担う。同店で扱う自社生産の豚に「伝説の下妻金豚」と名付けた。

同社では親豚の改良や飼料、飼育環境などに力を入れて「おいしい豚」の生産に励んでおり、昨年は東京食肉市場豚枝肉共励会最優秀賞を受賞している。飼料用米を配合するなど餌にこだわった豚肉は「分析機関で調べたところ、うま味成分であるアミノ酸が赤身に多く含まれており、口溶けのよい脂身の甘さと相まっておいしく感じられる」。さらに「動物性タンパク質の飼料を与えていないため臭みが少なく食べやすい」と話す。「お値打ち感のある価格で提供している」と自負する。

店舗に工房を併設。薫製ができるスモークハウスなどの設備を整え、ウインナーやベーコンなどの加工品や総菜を作る。加工品はウインナー12種類、ハム3種類、ハンバーグやもつ煮など。総菜は下妻金豚と黒毛和牛の「金黒メンチ」が人気。粗めのパン粉をつけ自家製ラードの入った油で揚げている。

養豚の現場が子どもの頃から身近だった倉持さんは「命を粗末にしたくない。豚を1頭丸ごと使い切る量をもっと増やすのが目標であり課題」。その思いから、余りがちなももや腕の部位を使った商品を開発する。軟骨のベーコンやハラミのスモークなど、なじみの薄い部位も使い切るように工夫する。

「下妻金豚のおいしさを知ってもらい、お客さまを裏切らないおいしいものを作っていきたい」と語った。

■お出かけ情報
豚職人工房ぶぅーぶー
▼住所は下妻市谷田部1264の3
▼営業時間は午前11時~午後7時
▼定休は月曜(祝日の場合は火曜)
▼(電)0296(45)4186

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