社会貢献や健康も贈る 県内小売り、品ぞろえ工夫 糖質対策、人気パン店コラボ… バレンタイン商戦

上毛新聞
2020年2月6日

 2月14日のバレンタインデーを前に、県内小売店などで商戦が本格化している。各社は健康志向や社会貢献につながる高級チョコレート、人気パン店とのコラボ商品など品ぞろえに工夫を凝らす。近年は友人や自分用に購入する人も多く、ギフト展開を強化している。

 高崎高島屋(高崎市)は1月30日、国内外110ブランドを取り扱うバレンタインデー企画「アムール・デュ・ショコラ」を開始。初日から目当ての商品を買い求める客でにぎわった。商品購入でタンザニアの小学校を支援できるピエール・ルドンの「ディス」(2970円)や、ゆっくり消化吸収される糖質を使った菓子など、こだわりのチョコレートが目を引く。

 「女性から男性だけでなく、友人や自分にプレゼントする人も増えている」と話すのは生活雑貨販売・ライフスタイルショップのハンプティーダンプティー(前橋市)。「チョコレートフェスティバル」と題したキャンペーンを全店で展開しており、名古屋市で人気のパン店「アンティーク」とコラボし、チョコレートをかけたラスク、ブラウニーなどを詰め合わせた「トートバッグギフト」(2700円)などを用意する。

 森永製菓(東京都)の人気商品「カレドショコラ」は、同社子会社の高崎森永(高崎市)が製造している。カカオ豆の配合が異なったり、イチゴやヘーゼルナッツを混ぜ込んだりしたフレーバーなど7種を展開。森永製菓関東信越支店は「“群馬産”のチョコとして、この機会に注目してほしい」と期待を込める。

 チョコレートが苦手な人への贈り物もある。高崎市や太田市に店舗を構える貴金属販売のイトイ(太田市)はバレンタインデーを「恋人同士の記念日」と捉え、ペアリングやネックレスといったジュエリー販売に力を入れる。

 若い世代でも手が届くように、シルバーやゴールド製商品を1点当たり1万円程度からそろえる。担当者は「恋人に気持ちを伝えるチャンス。ぜひ2人で来店して」と話す。

 記念日文化協会によると、2020年のバレンタインデーの推計市場規模は前年比4%増の1310億円と、3年ぶりの増加を見込む。加瀬清志所長は「メーカーや小売店が危機感を抱き、力を入れたのでは」とみている。

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