《食いこ》ライブラリーカフェ然々(ひたちなか市) 蔵書4000冊、癒やしの場

茨城新聞
2019年6月30日

緑陰にひっそりとたたずむひたちなか市の「ライブラリーカフェ然々」。入ってすぐにあるのは、窓から木々の緑が見える開放感あふれる空間。テーブルに本がたくさん並んでいた。

あれは賞を取った小説、こちらはベストセラー。おしゃれな旅の雑誌に漫画などジャンルは幅広い。思わず手に取りページを繰り、ゆったりとした時間を過ごしたくなる。「店内にある本は自由に読んでもらって構いません」と同カフェを営むランディング社長の阿部聡さん(66)。

東京出身の阿部さんは転勤族だった会社員時代の46歳で大病を患ったのが転機となり脱サラ。47歳で店を開いた。「階段の踊り場のようなちょっと一休みできる場所」。そんな店にしたかった。「然とはあるがままという意味。家庭からも仕事からも離れ、一人の個人として過ごせる居場所をつくりたかった。ここに来て元気になってほしい」と思いを語る。

店には、阿部さんにとって癒やしとなる好きな物が詰め込まれている。まずは本。蔵書は約4千冊を数える。「一人旅が好き」ということで、旅の本や雑誌が目に付く。書棚には小説や漫画などが並んでいた。

奥に進むと、開放感から一転、窓辺にカウンター席が連なる。3席ごとに仕切りが設けられており、読書や1人の時間を過ごせるつくりになっている。「商売を考えると真逆になってしまうが、一人客に長居してもらえるような場所づくりを目指している」と“お一人さま”を歓迎する。

カフェならではの飲み物やデザートが充実する。ランチは日替わりの主菜とパスタ、サイドディッシュに、スープ、サラダ、パンかご飯が付くランチプレートがオープン以来の人気。日替わりのパスタやピザ、ハンバーグもある。ランチ時のデザートもそろう。

阿部さんは音楽鑑賞も大好き。年に約40回、クラシックやジャズなどのライブを開く。「カフェで大人の学びを提供しよう」と、講師を招きペン淡彩画や飾り巻きずしなどのカルチャースクールを開く。椅子に座ったまま行う座禅も行われる。

■お出かけ情報
ライブラリーカフェ然々
▼ひたちなか市松戸町2の8の17
▼営業時間は午前11時~午後7時(月火は午後4時、イベント時は変更あり)、ランチは午前11時半~午後3時ラストオーダー(土日祝日は午後4時)
▼定休は第1火曜
▼(電)029(354)5354

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