霞ケ浦 大型ボートに宿泊 土浦ラクスマリーナ 湖上キャンプ開始へ

茨城新聞
2019年3月2日

土浦市が出資する霞ケ浦の遊覧船運航・マリーナ運営会社、ラクスマリーナ(同市川口2丁目)は、大型のモーターボートに宿泊できる豪華なキャンプ「グランピング」を始める。同社が所有するモーターボート3隻を宿泊施設として利活用し、湖上でのパーティーや霞ケ浦の自然を楽しむことができる。予約開始は4月ごろを予定しており、同社の秋元昭臣専務は「宿泊できる船を拠点に、霞ケ浦を存分に楽しんでほしい」とPRした。

グランピングは、グラマラス(魅力的な)とキャンピングを組み合わせた造語。快適な施設で自然を楽しむことができる。

今回宿泊施設となるのは、29フィート(全長約8・8メートル)の1隻と27フィート(同8・2メートル)の2隻。それぞれ2人以上からで、4~6人ほどが宿泊できる。船内には、ベッドやソファはもちろん、冷蔵庫やIHこんろ、洗面シャワーなどが備え付けられている。

通常は港に停泊した状態で使用するが、船舶免許を持っていれば、沖に出て宿泊することもできる。利用時間は午後1時~翌午前10時。料金は6千円~2万円。利用には予約が必要。

1日には同所で開所式が開かれ、関係者らが神事を執り行い安全を祈願した。同社の社長を務める五頭英明同市副市長は「多くの人にマリーナを知ってもらい、霞ケ浦に親しんでほしい」と期待した。

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