自転車拠点に カフェや本屋 土浦駅ビル、4~5月開業

茨城新聞
2019年3月2日

土浦市のJR土浦駅ビルを改装した日本最大級のサイクリング拠点「PLAYatre(プレイアトレ)」について、首都圏の駅ビルを運営するJR東日本子会社アトレ(東京)は1日、第2~3弾としてレストランやカフェ、本屋などを4~5月に開業すると発表した。核施設で県が運営する自転車拠点「りんりんスクエア土浦」に合わせ、各フロアには自転車を持ち込みできるのが特長。新業態店も開店する。

開業するのは2~3階。関東や関西を中心に人気レストラン・カフェを展開するバルニバービ(東京)が2~3階北側の計約1320平方メートルに複合店舗「ステーション・ロビー」を4月26日に開店する。カフェやレストラン、料理のスタジオ、写真スタジオ、有料の共有ワークスペースなどを含む新業態店。自転車利用者向けに、各所に自転車を置けるバイクラックを設ける。子ども向けスペースも用意し、「1時間早く駅に来たくなる日本一の駅の待合室をテーマにした」(同社)という。

2階南側には、体験型イベントなどを行う次世代型書店「天狼院書店」(東京)を中心とした店舗が5月31日に開店する。地元土浦市のどら焼き店「志ち乃」や、焼き芋のポテトかいつか(かすみがうら市)による「蔵出・焼き芋かいつか」が出店する。ほかにベーカリーの「クーロンヌ」、期間限定での店舗出店も予定されている。

3~5階に建設している自転車利用者向けのホテルは当初、今年秋以降の開業を目指したが、20年春以降にずれ込む。駅ビルをホテルに改装するため、採光の窓設置など難工事が予想される。

アトレは「プレイアトレ」第1弾の開業1周年を記念し、サイクリングイベントなどを展開する。

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