「水戸黄門漫遊マラソン」 コース、名称が決定 16年10月30日開催
来年10月30日に水戸市内で開くフルマラソン大会に向け、実行委員会(会長・高橋靖水戸市長)が19日、発足した。大会名称は「水戸黄門漫遊マラソン」に決まり、市街地を発着点に千波湖などを巡るコースが了承された。高橋市長は「多くの人が訪れるよう、さまざまイベントを仕掛けたい」と意気込みを語り、大会を街の活性化につなげたい考えを強調した。
実行委の初会合が同日、同市内のホテルで開かれ、商工・スポーツ団体などから約110人が出席。大会の開催計画案などを承認した。
実行委によると、県内のフルマラソン大会は五つ目。全国で都市型マラソンの開催が相次ぐ中、中心市街地を発着点とするコースは「全国でも類がない」(副会長・桜井洋二茨城陸上競技協会長)という。
コースは、同市南町2丁目の国道50号を出発、千波湖や県庁周辺、市南西部の田園、偕楽園公園を駆け抜け、。同市三の丸1丁目の県三の丸庁舎がゴールとなる。ゴール直前には「旧気象台坂」と呼ばれる急な坂道があり、多くのランナーを苦しめそうだ。
フルマラソンの部で1万人、5㌔と2㌔の各部で計3千人とする参加者について、実行委は「市民枠」を含めて募集方法を協議中。さらに知的障害者向けのレースなどを検討している。約3千人を見込むボランティアの確保が課題となる。
今後、実行委はコース沿道の住民に対する周知やプレイベントに取り組み、来年3月から4月にかけてランナーの募集を始める予定。大会では前夜祭のほか、関連イベントを積極的に開催し、集客を図る方針だ。
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