ワインの実 豊作 塩谷 西畑葡萄園で収穫

下野新聞
2018年9月12日

 【塩谷】東房の西畑葡萄園で10日、ワイン用ブドウの収穫が行われた。醸造は大田原市の鳳鸞(ほうらん)酒造那須の原ワイナリーに依頼し、町で唯一の町産ワインとして12月下旬ごろに販売する。

 同園代表の西畑高敏(にしはたたかとし)さん(68)は、元町職員で、10年前にブドウ栽培を始めた。1・5ヘクタールで赤ワイン用品種のメルローと、白ワイン向け品種ナイアガラを育て、ワイン用の収穫は5年目となった。

 この日は雨がちらつく中、西畑さんや近所のボランティア14人が3時間ほど作業に汗を流した。鈴なりに実ったブドウをハサミで手際よく切り取り、約800キロを収穫した。

 完成したワインは町内の酒屋や商店に並ぶ。西畑さんは「ことしは質も収量も最高。いい味のワインができそう」と話した。

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