秋の味覚ぱっクリ 益子で収穫開始

下野新聞
2017年9月9日

 秋の味覚の一つクリの収穫が益子町益子の「大山栗園」で始まった。

 同園では調理方法が幅広い「筑波」や、渋皮煮などに使われる「石鎚(いしづち)」といった7品種のクリの木約400本を植栽している。収穫の最盛期は9月下旬で、10月下旬まで続くという。

 晴れ間が広がった8日、同園代表の大山一夫(おおやまかずお)さん(68)と妻とみこさん(67)は、地面に落ちたクリのいがから火ばさみを使って器用に実を採り出していた。今年は日照不足で約1週間、収穫の開始が遅れたが、大山さんは「天候が回復してきたので、これから味のいいものが採れると思う」と話した。

 収穫したクリは約1カ月間にわたり冷蔵し、熟成させる。11月に町内で開催される秋の陶器市で販売するほか、品種によっては都内の百貨店などで販売されるという。

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