《食いこ》土浦冷蔵(阿見町) 地下水使用 涼呼ぶかき氷

茨城新聞
2018年7月22日

氷の需要が大きく伸びる夏。氷製造、卸・小売りの阿見町の「土浦冷蔵」(長谷川達社長)は大忙し。1973年創業で、地下水をくみ上げて作る氷が自慢だ。おいしい氷を削ったかき氷も人気で、涼を求めて連日にぎわいを見せている。

地下200メートルからくみ上げた井戸水で作る氷は「水がおいしいから、まろやかでおいしい氷ができる」と長谷川さん。「湧き水を凍らせた天然氷より、地下水でしっかり管理するうちの方が氷の質はいい」と胸を張る。

製氷会社が作る高品質の氷は混じりけがなく溶けにくく「純氷」と呼ばれる。同社の製氷は「ゆっくり48時間かけて製氷缶で凍らせ、空気を抜いて、不純物を取ると、透明なおいしい氷ができる。溶け方もゆっくり」。家庭の製氷機は「急速に冷凍すると空気の泡だらけで白くなる。しかも溶けやすい」。

卸先は公設市場や氷販売店。夏祭りやイベントのかき氷やキャンプ用にも欠かせない。夏は製氷室がフル稼働。マイナス10度の貯氷室いっぱいに常時、約200本が出番を待つ。1本約140キロ(36貫)。氷を専用のこぎりで切り出し、一貫から小売りする。酒を楽しむためにロック氷を買いにくる人もいるという。

自慢の氷でかき氷を始めたのは約8年前。事務所の店先で提供していたが、店内でも食べられるように事務所兼店舗に建て替え、今月新装オープンした。

スタート時は市販のシロップだけだったが、ケーキ作りが趣味という妻の由香さんが研究を重ねシロップを作り、種類を増やしていった。「昔みぞれ」は精製されていないてん菜糖や黒糖、水あめなどを煮詰めたシロップ。昔みぞれをベースとするシロップも多い。「添加物を使わず自然素材にこだわった。優しい甘さを味わって」と由香さん。

一番人気は「生いちご」。「マンゴーヨーグルト」は果肉の食感が残る。ほかに「うじ抹茶」や「はちみつレモン」など。シロップは手作りが約10種類。市販もそろえる。

削られた白い氷に鮮やかなシロップがかかる。涼しげな様に暑さが和らいだ。

■お出かけ情報
土浦冷蔵
▽住所は阿見町住吉2の2の1
▽営業時間は午前9時~午後6時
▽定休は日曜、祝日。7月~10月の体育の日まで無休
▽(電)029(841)0025

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