《茨城いちばん》ハクサイ 寒さに耐え甘み

茨城新聞
2018年3月25日

鍋物や漬物に欠かせない野菜のハクサイ。本県は出荷量、作付面積ともに全国1位の一大産地。寒い冬のイメージが強いが、日差しが暖かくなる春作の生産量も日本一だ。産地では10月から翌3月までの秋冬作、3~6月の春作とリレーして出荷が続き、首都圏などの食卓を支えている。

農林水産省の統計では、2016年の本県の作付面積は3320ヘクタール、出荷量は22万4400トン。冬場の生産量が圧倒的に多く、17年11月~18年1月の東京中央卸売市場への出荷シェアは9割近くを占めた。主な県内産地は県西の八千代町や結城市、古河市など。

県青果物銘柄産地の八千代町は全国を代表する産地の一つ。現在、春ハクサイの出荷が本格化している。JA常総ひかり八千代地区春白菜部会には86人が所属、昨季は計約9千トンを出荷した。

春作は真冬に定植し、ビニールトンネルやハウスを使い、寒さに耐えながら甘みを乗せる。葉は柔らかくみずみずしいため、サラダなど生でも食べられる。上野孝之部会長(65)は「春ハクサイは食感と甘みが魅力。産地の名に恥じない、安心安全なものを出荷している」と自負する。

結城市ではハクサイのブランド化が進む。JA北つくば結城園芸部会秋冬白菜部では、品種を限定し、柔らかさにこだわったブランド「菜黄味(なおみ)」を生産。PRソングも作成し、販売促進に力を入れている。

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