同時通訳で おもてなし タブレット端末活用、 益子陶芸美術館

下野新聞
2018年2月27日

 【益子】インバウンド(外国人誘客)を念頭に町はこのほど、タブレット端末を利用した通訳サービスを益子の益子陶芸美術館へ試験的に導入した。テレビ電話機能を用い、オペレーターが同館職員と来館者の会話を通訳する。外国人観光客が町内で快適に過ごしてもらうための取り組みで、町は2018年度に効果を検証する。

 町によると、町内への外国人の年間宿泊者数は14年が338人、15年が643人、16年が722人と近年増加傾向。2020年の東京オリンピック開催も見据え、外国人観光客の利便性向上が課題となっている。

 町は1月に東京都品川区のIT企業「NIPPON Tablet」と「国際化に向けた実証実験に関する協定書」を締結。2月からサービスを導入し、美術館の入館受付などで使用している。

 通訳サービスは、英、中、韓など7カ国語に対応し、端末で言語を選択するとオペレーターにテレビ電話がつながり、会話を通訳してくれる。

 同館職員によると、入館料についてなど簡単なやりとりには英語で対応できるが、他観光施設への道案内には苦慮することがあるといい、「サービス導入で細かい質問や要望にも対応ができるはず」と期待を込める。

 町観光商工課担当者は「多言語を通訳できるので、近年増加傾向のアジア圏からの観光客にも対応できる。町内店舗などが導入を考えるきっかけになるといい」と話した。

 また、外国人観光客の多くは支払いにクレジットカードを使用することから、今後タブレットにはカード決済機能も追加するという。

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