花火に山車、県都の夏 水戸黄門まつり開幕

茨城新聞
2017年8月4日

水戸市の夏の風物詩、第57回「水戸黄門まつり」(同実行委員会主催)が4日、千波湖の花火大会で幕を開ける。超ワイド特大ミュージックスターマインや創作キャラクター花火など、迫力満点の約4500発が1時間にわたり打ち上げられる。2日目からは上市と下市の両地区に会場を移し、俳優らが参加するパレードや踊りコンテストの市民カーニバル、山車巡行などが繰り広げられ、各会場を盛り上げる。音楽演奏や体験イベントも盛りだくさん。真夏の3日間、水戸のまちは熱気であふれる。

【イベント】
■花火大会
4日午後7時半~8時半、千波湖で実施する。荒天の場合は11日に延期。企業や団体などからの協賛を合わせ、約4500発を6部構成で打ち上げ、夜空と湖面を彩る。

打ち上げるのは、野村花火工業(水戸市)。オープニングでは「もっとmeetみとちゃん」の曲に合わせたスターマインが夜空を飾った後、創作キャラクター花火や8号玉の50連発などを展開。フィナーレは「千波湖を彩る火の芸術」と題し、超ワイド特大ミュージックスターマインで幕を閉じる。

また、内閣総理大臣賞受賞作品の「昇曲導付四重芯変化菊」も特別出品される。

■水戸黄門パレード

市民らによる水戸黄門一行や俳優のパレードは、5日午前10時半~正午に下市地区(本町1~3丁目)、同日午後3~4時10分に上市地区(水戸中央郵便局前-大工町交差点)で行う。

パレードに参加する俳優は、沢村一樹さんと長谷川里桃さん。沢村さんは本県も舞台となっているNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」で、主人公の父親役を演じている。映画などで活躍している女優、長谷川さんは納豆が好きなことから抜てきされた。このほか、水戸商工会議所の内藤学副会頭が光圀公に扮(ふん)した黄門一行や、水戸の梅大使をはじめとする県内の観光大使らも華やかに練り歩く。

また、上市地区では黄門パレードに先立ち、音楽隊パレードを行う。常磐大高のチアリーディング部や水戸商高のチアダンス部、石川小マーチングバンド部などが参加する。

■市民カーニバルinMITO

5日午後4時半~9時、上市地区で開かれる。メインイベントの一つで、48団体約3300人が「黄門ばやし」や「ごきげん水戸さん」などの曲に合わせ、熱気あふれる踊りを披露する。姉妹・親善都市の福井県敦賀市、滋賀県彦根市、香川県高松市の議員らとともに、水戸市議会議員も特別参加する。

パレードはコンテスト形式で行われる。9人の審査員が各団体のパフォーマンスを審査し、最優秀賞となる黄門賞に加え、助さん賞、格さん賞、4、5位、審査員特別賞(2団体)を決める。

■山車巡行と神輿連合渡御

山車巡行は5、6の両日午前10時から、上市地区で行い、14団体が参加する。6日は午後3時半ごろから、各山車が南町3丁目サンクス付近に集まり競演する「山車太鼓合戦」も繰り広げられる。

神輿(みこし)連合渡御は6日午前10時~午後0時半に下市地区、同日午後2~6時に上市地区で、12団体が勇壮に競い合う。また、8団体による子どもみこしも展開する。

■サマードリームミュージック

5、6の両日正午~午後8時半、水戸芸術館広場で開かれる。吹奏楽やビッグバンド、ハワイアン・フラ、クラシック、ジャズなどの多彩な音楽演奏やダンスが披露される。両日とも、終盤は「花は咲く」「夜空ノムコウ」の合唱で締めくくる。

■協賛行事
◯第17回ワイワイくろばねフェスティバル(5、6日正午~午後9時)
場所 くろばねパーク(水戸協同病院駐車場内)
主催 くろばね商店会

◯備前堀灯篭流し(16日午後4~9時)
場所 銷魂橋~三又橋間
主催 備前堀灯篭流し実行委員会

◯第48回千波湖灯ろう流し(16日午後6~9時)
場所 千波湖畔
主催 水戸ブロック明るい社会づくりの会▽総合案内所(南町3丁目の明治安田生命水戸南町ビル前) 5、6日午後2~9時※現地警察本部併設

【まつりの歴史】
水戸っぽたちの心を熱くする「水戸黄門まつり」は、1935年ごろから商店会で行われていた夏の「七夕まつり」と、秋の「広告祭」を合わせ、61年に始まった。現在の名称となったのは92年。山車巡行やパレード、音楽演奏などが繰り広げられる夏の風物詩として定着している。

スタートしたのは、俳優の月形龍之介さんが、映画「水戸黄門、助さん、格さん 大暴れ」の撮影のため本県を訪れたことがきっかけだった。現在ではおなじみとなった水戸黄門の旅姿で水戸市役所を訪れたことから、「黄門まつり」のアイデアが生まれた。その年の8月には「第1回水戸の七夕黄門まつり」の開催が実現した。

第1回のまつりでは、当時の山本俊雄市長が水戸黄門に扮装(ふんそう)。水戸商工会議所の会頭が助さん、水戸観光協会の会長が格さんにそれぞれ扮し、大通りをパレードした。

71年にはテレビのドラマ時代劇「水戸黄門」で活躍していた助さん役の杉良太郎さん、格さん役の横内正さんのコンビがパレードに参加した。近年では由美かおるさんや、渡辺裕之さんら、同ドラマに出演した俳優も多く参加している。

【案内所と本部】
▽水戸駅北口案内所 5、6日午前10時~午後5時

▽まつり本部(泉町2丁目の第一中央ビル4階)4~6日午前9時~午後9時

▽花火大会本部及び警備警察・消防本部(千波湖西側親水デッキ周辺)4日

■パレード参加俳優
・沢村一樹さん
・長谷川里桃さん

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