米国でカワイイ発信 書道と踊り融合 10月の祭り出演 Menkoiガールズ

上毛新聞
2017年8月4日

邑楽館林地域を拠点に活動するご当地アイドルグループ「Menkoiガールズ」が10月に米国ネバダ州ヘンダーソン市で開かれる秋祭りに出演する。書道を盛り込んだパフォーマンスが評価され、グループ結成7年目で初の海外活動が決まった。リーダーのYU-KI(ユウキ)さんは「世界に向けて、館林や群馬の魅力をアピールしたい」と意気込んでいる。

2011年に発足し、現在は館林市周辺に住む9~22歳の女性14人が所属している。書道とダンスを融合した独特のパフォーマンスが特徴。「ぐんま観光特使」や「たてばやし♡元気♡観光大使」を務め、地域のPRに一役買っている。全国のご当地アイドルがパフォーマンスや地元愛を競うイベントで昨年優勝した。
メンバーはみな書道が好きで、ほぼ全員が全国大会に出場した経験があり、優勝した人が複数いる。ダンスや歌のレッスンに加え、週4日はYU-KIさんの指導のもとで書道を練習している。
出演するのは「Japanese festival 2017」。グループのパフォーマンスを動画サイト「ユーチューブ」で視聴した関係者から出演を打診された。世界から注目される「kawaii文化」の象徴であるアイドルと、伝統文化の書道のコラボレーションが目を引いたという。
ヘンダーソン市は世界中のエンターテイナーが集まるラスベガス都市圏にある。YU-KIさんと中心メンバーのYui(ゆい)さんはグループ結成前に旅行でラスベガスを訪れ、路上やステージで輝くパフォーマーを見て、「いつか自分たちも人を魅了するアイドルになりたい」と決意したという。Yuiさんは「憧れの場所でパフォーマンスできる日がきてすごくうれしい」と話している。
初の海外活動の決定を地元も喜んでいる。須藤和臣館林市長は「市にとっても光栄なこと。日本文化の素晴らしさを世界に情報発信してほしい」と激励。グループ発足当初から支援している館林商工会議所の河本栄一会頭は「群馬県や館林市と海外をつなぐ懸け橋として交流を深めてきてほしい」と期待している。

 

【写真】初の海外活動が決まったMenkoiガールズのメンバー

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