みんな「にっこり」 鹿沼で親子らナシ狩り

下野新聞
2016年10月25日

 【鹿沼】武子の黒川果樹園(黒川和彦(くろかわかずひこ)園主)で24日、隣接するにっこり保育園内に併設されている「にっこりサロン」に通う親子がナシ狩り、収穫体験を行った。重さ約1・5キロ、顔の大きさほどもある「にっこり」をずっしりとつかみ、親子とも満面の笑みを浮かべた。

 同地区の農産物生産者でつくる菊沢フルーツロード実行委員会(宇賀神敏(うがじんさとし)委員長)の地域貢献活動の一環。市内のナシ農家はもぎ取りの見定めの難しさなどから、ナシ狩りを実施しておらず、サロン側から「ぜひナシ狩りを」と要望があり実現した。

 ゼロ歳児から2歳児までの親子20組が参加し、最初に試食。黒川園主が「太陽に背を向けて色合いを観察する。ナシは上に押すように取る」など収穫のポイントをアドバイス。市内在住の根本千晶(ねもとちあき)さん(32)は「初めてのナシ狩り。大きなナシに驚きです」と話し、娘の彩芽(あやめ)ちゃん(2)は「甘くておいしかった」。

 宇賀神委員長は「今後も何らかの形で地域に貢献していきたい」と話した。

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