鹿嶋の歴史、自然満喫 神の道フェスタ、新ルート散策

茨城新聞
2016年5月22日

鹿嶋市が誇る剣聖・塚原ト伝の里などを歩いて巡る「第3回鹿嶋神の道フェスタ」が21日、鹿嶋市須賀の市立豊郷公民館を発着点に行われた。県内外から集まった約150人が抜けるような青空の下、約12キロの道のりを歩きながら鹿嶋の歴史と豊かな自然を満喫した。

同イベントは鹿嶋神の道運営委員会と市が主催。鹿島神宮などを巡る「神の住むまち」ルートに続き、今回新たなコースとして、里山の谷津田や坂戸神社から沼尾神社に至る鹿島三社参りの古道と塚原卜伝ゆかりの地を歩く「剣聖の里」ルートが誕生した。スタート前の開会式で、錦織孝一市長は「歴史や自然、現存する『鹿嶋の良いところ』を感じてもらいたい」とあいさつ。新ルート開設を記念し、錦織市長や同委員会の西岡邦彦代表ら関係者がテープカットを行った。

休憩地点となる鹿島ハイツ(同市田野辺)では、同施設が今春考案した鹿島灘のタコを使った炊き込みご飯や北浦の川エビのつくだ煮など地元の名物が入った「神の道弁当」に参加者らが舌鼓を打った。

参加した神栖市土合本町、小学5年の箕輪陽太さん(10)は「鹿嶋の歴史を学べた。景色もよく会話が弾み、たくさんの人と関わることができて楽しかった」と話した。

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