馬疾駆、的射貫く 勇壮に流鏑馬神事・日光東照宮

下野新聞
2016年5月18日

 日光市山内の世界遺産日光東照宮で17日、徳川家康(とくがわいえやす)公の御鎮座400年を記念した春季例大祭が始まり、勇壮な流鏑馬(やぶさめ)神事で節目を祝った。18日まで。

 昨年の400年式年大祭に続く2年連続の記念大祭。この日は朝からあいにくの雨となり、流鏑馬は予定の神事を省略するなどして実施されたが、会場の表参道には大勢の観光客らが詰め掛けた。

 鎌倉時代の武士の装束などを身にまとった射手11人が約220メートルの特設馬場を疾走。「インヨーイ(陰陽射)」という掛け声と共に的が射貫かれると、観衆から大きな歓声が上がった。東照宮の招きで米国のメトロポリタン美術館の幹部ら30人も列席し、人馬一体の妙技を堪能した。

 18日午前11時から例大祭のハイライト「百物揃(ひゃくものぞろえ)千人行列」が行われる。

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