《真田紀行》ドラマ館 迫力の展示 長野・上田

上毛新聞
2016年5月11日

ㅤ真田信繁(幸村)の赤い鎧兜(よろいかぶと)や立派な砦(とりで)に来館者は目を輝かせ、NHK大河ドラマ「真田丸」の世界に浸る。上田城跡公園(長野県上田市)内の信州上田真田丸大河ドラマ館(来年1月15日まで)は活気に包まれている=写真。
ㅤ「上田城と真田家の家族」「ドラマの裏側」など四つのゾーンがあり、迫力ある展示が盛りだくさんだ。スクリーンの影が侍や騎馬武者に変わったり、合戦の音も聞こえてくる。大坂冬の陣で信繁が築いた砦「真田丸」のセットや衣装が飾られ、メイキング映像やロケ風景も上映している。
ㅤゴールデンウイーク(4月29日~8日)の10日間で、全国から4万5千人以上が訪れた。唐沢信幸館長(64)は「混雑した中でもじっくり見ている方が多く、強い真田人気を感じる。ドラマの進行に合わせた展示替えを予定しているので、夏や秋にもまた訪れてほしい」とPRする。
ㅤ400年以上過ぎた今でも、人々の心を引きつける真田氏。上州と信州を股に掛けて戦国の世を生き抜いた一族の輝きは、まだ色あせそうにない。
(おわり)

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