砂浜でテントサウナ 茨城高萩 1カ月限定

茨城新聞
2022年9月17日

茨城県高萩市は17日から、テントサウナや水上スポーツなどを楽しめるイベント「高萩 渚のサウナビレッジ」を同市高戸の高戸前浜海岸に1カ月限定で開設した。海水浴やサーフィンで親しまれる同市の海を生かした周遊観光のコンテンツをつくるのが狙い。

同海岸の砂浜を広く使い、テントサウナ、パラソルと椅子、プライベートテントなどを設置した。

テントサウナは3張りで、真水のほかアロマオイルを使った水を使い蒸気を発生させる「ロウリュ」が可能。体を温めた後は海に漬かり冷ますこともできる。

カヤックなどの水上スポーツ、ヨガやスパといった体験もできる。体験は専用ホームページから予約が必要。キッチンカーでベーグルなどの飲食物も販売する。

事業費の一部には、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出で懸念される風評被害対策として観光庁が設定した「ブルーツーリズム推進支援事業」の助成金を活用した。

15日に関係者向けの内見会が開かれた。企画・運営を担うラテラル(東京)の柴田隆行社長は「きめ細かい砂が特徴の海岸でゆっくり時間を過ごし、高萩の魅力を知ってほしい」と話した。開設は10月16日まで。営業時間は各日午前11時から午後5時。