丘一面、緑色に染まる 茨城・ひたち海浜公園 コキア成長

茨城新聞
2022年8月25日

茨城県ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園で、コキアがすくすくと成長し、丘一面を明るい緑色に染めている。

コキアは一年草で、和名は「ほうき草」。枝や茎を乾燥させることで、ほうきの材料となる。園内の「みはらしの丘」では約3万3千本が丸々と成長。今年は梅雨が早く明けたため順調に育ち、現在は50~70センチまで伸びている。

丘一面のコキアの中を散策する人たち=ひたちなか市馬渡の国営ひたち海浜公園

 

家族5人で訪れた大阪府豊能町、木下茂さん(69)は「緑色のコキアに夏らしさを感じる」と話し、孫のひたちなか市田彦、中山璃乃ちゃん(5)は「ふわふわしていて気持ちよかった」と笑顔を見せた。

同園によると、コキアは10月中旬には紅葉し、装いを変える。