豪快 炎の大輪 南牧村・火とぼし3年ぶりに公開(群馬県南牧村)
上毛新聞
2022年8月15日
国の選択無形民俗文化財で、群馬県南牧村に400年以上前から伝わる祭り「火とぼし」が14日、大日向地区で始まった。村民らが夜闇に浮かぶ炎の大輪を眺め、無病息災や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願った。
新型コロナウイルス感染症の影響で一般公開は3年ぶり。南牧川に架かる大日向橋の上で、村民らが点火したわらの束を回し、太鼓や笛を演奏した。わらの束を回した市川勲さん(39)=富岡市中高瀬=は「熱くて重かった。腕が疲れた」と話した。
15日も午後5時半ごろから始める。太鼓を叩きながら近くの寺まで練り歩いたり、小学生がわらで作ったたいまつを山から橋まで運んだりもする。