邦画は地域色重視 高崎FC支援は9作 来月24日から高崎映画祭

上毛新聞
2018年2月9日

高崎映画祭委員会は7日、第32回高崎映画祭(3月24日~4月8日)の上映68作品を発表した。最優秀作品賞の「エルネスト」など受賞7作品をはじめ、えりすぐりの邦画と洋画をラインアップした。「まちと映画」と題して高崎フィルム・コミッションの支援作品を紹介するほか、注目されている映画監督の作品も取り上げる。
(上映作品一覧は33面)
昨年公開された映画から選んだ「邦画セレクション」は26作品。世界各国の作品を幅広く集めた「洋画セレクション」は17作品で、2020年東京五輪に向けて高崎市と交流が盛んなポーランドの3作品も上映する。
「まちと映画」は、中央銀座商店街で撮影した「HiGH&LOW」シリーズ、市内のラーメン店がモデルの「ラーメン食いてぇ!」など計9作品。全編が市内で撮影された「高崎グラフィティ。」などは劇場公開前の上映となる。
気鋭の監督を特集する「監督たちの現在(いま)」では、二宮健監督の「MATSUMOTO TRIBE」など11作品を紹介する。
志尾睦子プロデューサーは上映する邦画について「地域色が強い。地域の協力を得て、地域色を出しながら作っていくことが、映画自体に力をもたらしていると感じた」と印象を語った。
新たな試みとして、伝統芸能を組み合わせた「映画と浪曲ライブ」(3月31日)や、俳優の別所哲也さんが代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」と連携した特別企画「ショートショートのススメ」(4月1日)を開催する。
市文化会館や高崎電気館など4会場で上映する。各種映画鑑賞券の前売り券は2月10日~3月23日にシネマテークたかさきなどで販売する。群馬音楽センターで3月25日に開かれる授賞式のチケットは、3月3日午前10時にチケットぴあで発売する。問い合わせは映画祭事務局(027・326・2206)へ。

 

【写真】高崎市が舞台の長編映画「高崎グラフィティ。」の一場面

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