水戸産梅の菓子いかが 「ふくゆい」使い19種類

茨城新聞
2018年2月9日

水戸市内の菓子メーカーでつくる水戸菓子工業協同組合は8日、同市中央の市役所臨時庁舎を訪れ、高橋靖市長に水戸産梅「ふくゆい」を原料に使った和菓子19種類をPRした。商品はいずれも、3月2~4日に常磐神社(同市常磐町)で開かれる「全国梅酒まつり」で販売される。

同組合は「水戸梅お菓子プロジェクト」として、2014年度から水戸産梅を使用した商品化事業を展開している。まんじゅうやどら焼き、わらび餅などの和菓子を中心に、各メーカーが「水戸の梅まつり」に合わせ商品開発を進め、本年度は新商品7種類が新たにお目見えする。

昨年は、開花時の低温などが響き、ふくゆいの収穫量が約700キロと計画の3割にとどまった。このうち、菓子メーカーへの供給は約150キロ。同組合の林太一副理事長は、「原料が足りない。生産者が増えれば、もっと安定的に供給ができる」と要望した。

全商品を試食した高橋市長は「梅の味がしっかりしており、とてもおいしい」と太鼓判。その上で「原料がしっかりメーカーへ行きわたるよう、生産体制をバックアップしていきたい」と話した。 

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