大子で祭礼 浅川ささら、10種の舞 20年ぶり

茨城新聞
2016年3月27日

大子町伝統芸能の獅子舞「浅川のささら」が26日、同町浅川の熊野、真弓両神社の20年に1度の祭礼「合同正遷宮祭」で、披露された。

同ささらは、江戸時代の元禄年間から伝わる県指定無形民俗文化財。獅子の演技者3人、横笛の演奏者4人が代替わりして、初のお披露目となった。

奉納舞はルネサンス高グラウンドで行われ、獅子頭をかぶった3人は、胸下に抱いた太鼓をばちでたたきながら、飛び跳ねたりして、五穀豊穣(ほうじょう)や世界平和、開運などを願う10種の舞を演じた。

一つの舞が終わるたび、観客から大きな拍手。10種全ての舞が披露されたのは20年ぶりで、保存会の小磯勲会長は「初めてにしては、上々の出来栄えだった」と満足していた。

ささらは27日午前11時にも披露される。

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