イチゴ商品で開催PR 【いちご一会 国体・障スポ】宇都宮・18障害者施設協力 パンやTシャツ 50種以上

下野新聞
2022年7月29日

【宇都宮】10月開催の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」をPRしようと、市障害者福祉会連合会は市内18の障害者支援施設と協力してイチゴに関連した商品を製作した。パンやTシャツなど50種類以上で、市役所1階の「わく・わくショップU」で販売している。

「大会で活躍する障害者を応援しよう」と同連合会や市障がい福祉課が市内の障害者支援施設に参加を呼びかけたところ、18施設が手を挙げた。商品は全て施設利用者の手作りで、半数以上が両大会PRのために考えた新商品という。

下岡本町の社会福祉法人「ふるさとジョアン」は、障害者も働く農場で育てたイチゴを使った「大谷夏いちごのミニ食ぱん」(250円)を製造。イチゴの香りとホワイトチョコレートの甘さが広がるパンに仕上げた。

大和2丁目のNPO法人「みどり」の「いちごのTシャツ」(2千円)は、色鮮やかな「さをり織り」のイチゴがデザインされている。同法人理事長の木村千春(きむらちはる)さん(64)は「利用者さんたちは全国に自分の織物が届くのがうれしいと丁寧に作っている。大会を通して県の魅力を全国に発信したい」と意気込む。

わく・わくショップUではこのほか、3種のイチゴの香りがするアロマキャンドルやトートバッグなども販売している。

PR商品は、県のマスコットキャラクター「とちまるくん」と市公式マスコットキャラクター「ミヤリー」の間にイチゴが描かれた応援ロゴシールが目印。食品の販売は、各施設が日替わりで行う。わく・わくショップUは土日祝日定休。10月31日まで購入できる。