ボイラー余熱でマンゴー完熟  那珂川で収穫期

下野新聞
2022年7月8日

チップボイラーの熱供給施設から生じた余熱を利用して育てたマンゴーが、那珂川町松野のビニールハウスで収穫期を迎えている。

同町小川の鈴木材木店が約1300平方メートルのハウスで、6品種約150本を栽培。隣接する民間企業のボイラーから温水の供給を受ける。地域活性化や循環型社会の実現を目指し、「なかよしマンゴー」の商品名で出荷している。

同材木店によると、6月下旬の猛暑で収穫が一気に進んだ。曇り空となった7日午前は、赤く色づいた完熟のマンゴー約100個を従業員が収穫。鈴木栄子(すずきえいこ)取締役は「今年は例年より実が大きく育った」と話した。同材木店で予約注文を受け付け、11日から販売するほか、同町谷田の交流型直売施設「あかねてらす」の店頭にも並ぶ。