これはケーキ?「王様かき氷」 日光の亀屋菓子本舗 天然氷使用、集客拡大に

下野新聞
2022年7月8日

和洋菓子製造販売の亀屋菓子本舗(日光市柄倉、山田邦彦(やまだくにひこ)社長)は7日までに、直売所の「鬼怒川お菓子の城」で施設コンセプトにちなんだ新たなかき氷「王様のかき氷」の販売を始めた。日光ならではの天然氷を使ってケーキのようにデコレーションしたスイーツで、集客拡大を図る。

同社によると、かき氷は通年で食べられており、話題性があると全国からファンが食べに訪れる。全国的に珍しい天然氷の蔵元が日光市内に3事業者あり、日光の天然かき氷のニーズが高いことから商品化した。

王様のかき氷は、ホールケーキ用の型枠を直径20センチ、高さ8センチに改良して使用。日光市今市の蔵元「松月氷室」の天然氷を敷き詰め、果物やホイップクリームをのせる。宇治抹茶シロップや特製粒あんを使った「王様のかき氷 モダンな宇治金時」(1600円)や「女王様のかき氷ベリーベリーチーズケーキ」(1450円)、ティラミス風、マンゴーなどの3色シロップの4種類を用意した。

同社担当者は「お菓子の城なので王族が食べるようなプレミアム感あふれるものにした。インスタ映えなどエンターテインメントとしても楽しめる」と話している。