富岡製糸場の近くに撮影パネル3枚 城町商店会
上毛新聞
2022年7月14日
群馬県富岡市の世界文化遺産、富岡製糸場の周辺事業者らでつくる城町商店会(太田昭寿会長)が、写真撮影用パネルを3枚作り、製糸場の正門前の通りに設置した。太田会長(60)は「利用した観光客らに交流サイト(SNS)で情報発信してもらい、さらに客足を呼び込む好循環につなげたい」と誘客効果を期待している。
高さ145センチ~195センチのパネルを3種用意した。製糸場で働いていた工女を描いた顔出し用を城町通り北広場に、繭玉をモチーフにした横長のものを同通り南広場に、れんがの壁をイメージしたパネルを旧韮塚製糸場前に設置した。制作費は約40万円で市の補助金を活用した。
市内にサテライトオフィスを持つ高崎商科大がデザインで協力。同大短期大学部2年の堀井愛生(まなみ)さん、小輪瀬生羽(みう)さん、同大付属高3年の奥村天音(あまね)さんのイラストを採用した。3人は「近いうちに富岡に行き、写真を撮りたい」と喜んでいる。