初詣客「災害のない年に」 常総・一言主神社
茨城新聞
2016年1月1日
新しい年を迎えた1日、県内の神社仏閣には未明から大勢の初詣客が訪れ、無病息災や家内安全などを祈願した。
常総市大塚戸町の三竹山一言主神社(大塚令昌宮司)では、朝早くから参拝客が拝殿前まで行列をつくり、境内を埋め尽くすほどの人出。信仰を集める一言主大神は、一言で願いを聞き取り御利益を授ける言霊(ことだま)の神と伝わり「1時間並んで願い事をした」という初詣客も。祈願を済ませた多くの参拝者が「三岐(みつまた)の竹」の囲いにおみくじを結んでいた。
昨年9月10日、鬼怒川の堤防決壊で床下浸水の被害に遭った同市若宮戸、農業、平塚稔さん(68)と隆子さん(65)夫妻は「自然災害が一番怖い。今年は災害のない良い年になりますように」と願いを込めた。
禰宜(ねぎ)の大塚裕一さんは「被災者の皆さんには希望を持って一歩ずつ進んでほしい。一日も早く笑顔が戻りますように」と水害からの復興を祈念していた。
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