濃厚な味わい 高級ウズラ卵発売 高崎クエイル
上毛新聞
2022年3月20日
ウズラ卵の生産で全国シェア2位の高崎クエイル(群馬県高崎市新保町、串田幹雄社長)は18日、特別な飼料を与えて栄養価を高めた高級卵「極」=写真=を発売する。飼料に使う魚粉やパプリカの比率を増やし、濃厚な味わいを実現した。
ウズラの飼育には、トウモロコシや大豆かす、魚粉などを混ぜた配合飼料を用いる。極は同社で使用する通常の飼料に比べ、タンパク質やドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれる魚粉の割合を2倍にし、酵母や乳酸菌も増やした。
同社によると、同量で比較するとウズラ卵の栄養価は鶏卵より高いが、極の栄養価は一般的なウズラ卵よりもカルシウムが11%、リンが7%、葉酸が31%増えた。パプリカを多く与えたことで、卵黄は濃いオレンジ色になった。
1パック10個入りで千円。同社の直営店「う玉屋」(同所)で1日限定10パックを販売する。
串田社長は「栄養価を高めたらどうなるのかという個人的な関心が開発のきっかけ。素材の味が分かりやすい卵かけご飯で食べてみて」と話している。
同店は火曜、水曜定休。問い合わせは同店(☎027-387-0876)へ。