御朱印で犬猫保護支援 佐野の赤城神社 飼わなくても命救える

下野新聞
2022年3月6日

 【佐野】犬や猫の保護活動を支援しようと、植下町の赤城神社は今月末まで、初穂料の75%を保護団体に寄付する「幸せワン、ニャン支援御朱印」を頒布している。

 新型コロナウイルス感染症の影響で譲渡会が開けず、保護活動が厳しい状況になっていることを受けて企画した。活動に興味はあるが参加できない人たちの気持ちもまとめて寄付しようと、2月22日の「猫の日」に始めた。

 御朱印には黄色の紙に犬や猫、神社などのイラストがデザインされ、「『可愛(かわい)い』だけでは飼えないけれど、『可愛い』だけでも救える小さな命」とメッセージが添えられている。

 神社敷地内で元保護猫18匹と元保護犬1匹を飼育している早乙女晶子(そうとめあきこ)宮司(45)は「動物を飼うには相応の覚悟や費用が必要。かわいいと思う気持ちを少しでも支援に回していただけたら」と話した。

 初穂料は800円。そのうち600円を団体に寄付する。遠方に住んでいたり新型コロナの関係で来訪できなかったりする人向けに郵送での頒布も行っている。

 (問)同神社0283・24・0503。