長期熟成ビール 金賞 栃木マイクロブルワリー 国際的審査会 943の出品 県内3醸造所、5銘柄入賞

下野新聞
2021年10月12日

 国内外で販売されているビールを対象とした国際的審査会「インターナショナル・ビアカップ2021」(日本地ビール協会主催)が11日までに、横浜市で開かれ、栃木マイクロブルワリー(宇都宮市)の「とちのめぐみプレミアム」が金賞を受賞するなど、県内3ブルワリー(ビール醸造所)の計5銘柄が入賞した。

 審査会には日本、米国、中国、台湾など211ブルワリーが参加した。943の銘柄が出品され、部門ごとに金賞、銀賞、銅賞が決められる。

 栃木マイクロブルワリーは金賞に輝いた「とちのめぐみプレミアム」のほか、「栃木エレガント」が銀賞、「ひのき風呂」が銅賞とトリプル受賞を果たした。横須賀貞夫(よこすかさだお)社長(55)によると、「とちのめぐみプレミアム」は県産の五つの果物をブレンドし2年間熟成させたフルーツビール。スパークリングワインのようなフルーティーな味わいが特徴という。

 横須賀社長は「ネットアンケートのクラフトビールがおいしい都道府県で、栃木が全国1位に選ばれたこともあって実力を確かめたかった。とちのめぐみは昨年は銀賞だったので、金賞は励みになる」と話した。

 このほか那須高原ビール(那須町)の「ナインテイルドフォックス2011」と、日光ブルーイング(日光市)の「ニッコー・ベルジャン・ビール・アン-ベルジャンブロンド-」が銀賞を受賞した。

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