量は迫力、味はあっさり 五目あんかけ揚げ焼きそば 幸来食堂金龍閣(壬生町)

下野新聞
2021年6月23日

 テーブルに置かれた瞬間、迫力あるボリュームに目を丸くしてしまう。直径20センチ以上ある深めの皿にこんもりと盛られているのは「五目あんかけ揚げ焼きそば」(880円)だ。

 パリッと揚がった麺の上に、白菜やニンジンなど壬生町産の野菜、エビ、豚肉など10種類の具材が入ったあんがたっぷり。初めは量に圧倒されたが、少しずつ変わる麺の食感が楽しく、最後の一口まで飽きない味わいだ。

 都内の中華料理店などで勤務してきた熟練の中華料理長が「地元の人でも食べやすいように」と、あっさりした味付けにしているのがポイント。和食と中華料理を扱う店であることから、和食器を使っているのも特徴で、見た目も楽しい「新しい感覚の中華」を提供する。

 3月末にオープンした同店。町を盛り上げることなどがコンセプトで、料理には地元の食材をふんだんに使用している。「台湾風ラーメン」(891円)や「海鮮バラチラシ丼」(1320円)など、中華料理や産地直送の海鮮を使ったメニューが豊富。和食を担当する店主波木淳一(なみきじゅんいち)さん(34)は「大人数で来ても、それぞれが好きなものを食べられる店を目指しています」と話している。

 【メモ】壬生町大師町18の1。午前11時~午後2時半、午後5~8時半(特別営業時間のため変更あり)。火曜定休。(問)0282・25・5353。

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