甘楽産小麦粉でうどん 富田製麺
上毛新聞
2021年8月31日
製粉・製麺業の富田製麺(甘楽町小幡、菊池崇寛社長)は28日、町産小麦粉で作ったうどんのテークアウト店を同所に開業する。販路拡大と知名度向上を目指し、70年以上製造業を続ける中で初めて飲食業に挑戦する。菊池社長は「うどんの製造元が考える最適なゆで方や新しい味付けで商品の魅力を発信していきたい」と期待している。
同社から1キロほど離れた県道下高尾小幡線に面したテナント(47平方メートル)に出店する。かけうどん(450円~)をはじめとする和風のうどんだけでなく、トマトモッツァレラ(800円)などイタリア料理を取り入れたメニューもある。
飲食業に参入するため、つゆを新たに開発した。町産小麦粉で作ったシフォンケーキ、うどんを加工した菓子、乾麺も販売する。店は若者を呼び込もうと、白と茶を基調としたカフェレストランのような内装に仕上げた。
午前11時~午後5時。テークアウト販売は同2時まで。問い合わせは同店(090-5193-3535)へ。
(細井啓三)