お供え用小菊出荷ピーク 茨城・笠間

茨城新聞
2021年8月6日

お盆に向け、お供え用の小菊の出荷がピークを迎えている。菊の栽培が盛んで、県の花き銘柄産地指定を受ける茨城県笠間市では連日、生産者が収穫や箱詰め作業に忙しい。

同市下市原の石井肇さん(68)方では、つぼみが色づき始めた菊から次々に収穫が進められている。気温の高い昼間を避け、茎や葉に水分が多く含まる早朝や夕方に刈り取ることで、花が日持ちするという。

小菊は長さを整えて箱詰めし、県内や東京を中心に出荷される。

石井さんは「今年は暑かったせいか例年より生育が早かった。丈夫で花の色が鮮やかな小菊を仏様にお供えしてほしい」と笑顔で話した。