華麗な洋画の世界 茨城・筑西の廣澤美術館 パリ画壇活躍の作家展
茨城新聞
2021年8月11日
19世紀から20世紀にかけてフランス・パリの画壇で活躍した作家と、同時代の日本の代表的な洋画家を紹介する企画展「華麗なる洋画の世界」が、茨城県筑西市大塚の廣澤美術館(ザ・ヒロサワ・シティ内)で開かれている。同館所蔵の油彩画53点を前期(10月2日まで)と後期(10月8日~12月12日)に分けて展示する。
前期は、エコール・ド・パリの代表的存在のユトリロ、叙情的な風景画で知られるコローのほか、ブラマンク、ビュッフェら外国の作家と、同時代のパリで画業に励んだ藤田嗣治、佐伯祐三ら計11人。後期は作品を入れ替え、藤島武二、岡鹿之助、小磯良平、林武、中川一政など日本人画家10人で構成する。
同館学芸員の磯詩子さんは「同時代の作品を見比べると、互いに影響を受けながらも、それぞれ優れた個性を発揮していることが感じ取れると思う。さまざまな作風を味わってほしい」と話している。
水曜休館。開館時間は午前10時~午後5時(10月1日からは午後4時半閉館)。問い合わせは同美術館(電)0296(45)5601。
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