アールスメロン収穫、初出荷 鉾田 大きさ、甘さとも十分

茨城新聞
2021年7月3日

茨城県鉾田市のJA茨城旭村(皆藤茂次郎組合長)は6月30日、メロンの高級品種「アールスメロン」の収穫を始め、7月1日に初出荷した。今年は天候が良く生育が順調で、大きさ、甘さともに十分の出来という。

アールスメロンは緑肉で、滑らかな食感と上品な甘さが特徴。一つの株で1玉だけ育て、ひもとフックでつるす立体栽培を採用している。網目が出てくると、日焼けしないよう収穫まで新聞紙で覆う。整った網目とT字形のつるが高級感を高めている。

同市箕輪の長峰勝浩さん(59)のビニールハウスでは、長男の大浩(まさひろ)さん(35)が収穫を担当。大事に育てたメロンを丁寧に収穫していった。大浩さんは「アールスの栽培は難しいが、食べた人に喜んでもらおうと頑張っている」と話した。

同JAによると、アールスメロン部会は65人、作付面積は約34ヘクタール。今年は計約58万玉の出荷を見込む。出荷のピークは8月上旬ごろとなる。