甘いメロンで元気に 出荷始まる 茨城町

茨城新聞
2021年3月23日

JA水戸茨城町メロン部会(43人)の初出荷が始まった。22日にはオトメメロンの箱詰め作業を行った。同部会では、糖度15度以上で甘さとジューシーさを兼ね備えたメロンができたとアピールしている。

同部会のメロン出荷は茨城県内JAで最も早い。22日は同部会長の清水猛さん(68)=同町宮ケ崎=が栽培したメロンを水戸や東京、新潟の3市場に約300ケース送った。清水さんは、朝に収穫したメロンをきれいに洗い、大きさをそろえて箱に詰めた。

清水さんや同JAによると、寒い日でも日照時間が多かったため、生育は順調で、糖度も十分にあるという。暖かな気候が続けば玉の肥大も見込めそうだ。

清水さんは「コロナで皆大変だと思うが、部会のメロンを食べて少しでも元気になってもらえたら」と話した。

 

オトメメロンPR

メロンの出荷がスタートしたJA水戸茨城町メロン部会の生産者や同JAの井坂英嗣組合長らが22日、県庁で大井川和彦知事に甘く実ったオトメメロンをPRした。

初出荷したオトメメロンをPRしたJA水戸の井坂英嗣組合長=水戸市笠原町

 

 

今年は日照時間が十分にあり、3日ほど出荷が早く、量も昨年の2倍に増えたという。出荷時期が県内JAで最も早いといい、大井川知事は「メロンが盛んな県内でこれだけ早いのは秘密があるのですか」と質問。清水猛部会長は「作っている面積が多いので時期をずらしている」と説明した。