栗や干し芋、甘さ控えめ「あす旅ショコラ」 いばらき県央地域観光協、グリュイエールで販売

茨城新聞
2021年2月14日

茨城県央地域の広域で連携し、観光を盛り上げていこうと、9市町村でつくる「いばらき県央地域観光協議会」(事務局・水戸市)は、栗、干し芋、古内茶の地域食材を生かしたスイーツ「あす旅ショコラ」を洋菓子店「グリュイエール」(笠間市・根本高行代表)に委託し開発、同店や工芸の丘店などで販売している。

同協議会は水戸市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町、東海村の9市町村で結成される。スイーツ開発は初の試みという。同協議会の観光関連部署の女性職員の意見を集約し、根本代表が開発した。

カップケーキは、ショコラと抹茶の2層になっており、笠間産の栗、ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会の干し芋、茨城三大銘茶の古内茶の粉茶と茶葉が入っている。スイーツは、素材の良さが引き出され、甘さ控えめな味に仕上がっている。

菓子名は、ウェブサイトで、県央地域の情報を発信する「あす旅」にちなみ付けられた。笠間市観光課の門田育子さん(41)は「コロナ禍の中、テークアウトで楽しめ、インスタ映えも考慮した。地域の食材の良さを知ってほしい」とPR。根本代表は「(企画者の)思いが込められたスイーツ。いい商品に仕上がったのでは」と話す。

カップケーキは、今月中旬から水戸市宮町のエクセルみなみ3階「IBRAKIスイーツ工房」でも販売される。1個300円(税抜き)。店頭に並ぶのは3月15日までの予定。

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