足元に小さな春 足利・フクジュソウ かれん

下野新聞
2021年2月9日

 春を告げる花の一つとして知られるフクジュソウが、足利市名草上町、岩下英夫(いわしたひでお)さん(83)方でかれんに咲いている。

 6日は県内各地で気温が上昇し、うららかな春のような陽気となった。山あいにある岩下さん方の庭先では、フクジュソウの黄色い花が咲きそろい、ハチが花粉を求めて飛び回っていた。

 岩下さんは20年以上かけて、庭先にフクジュソウを増やしてきた。高齢になり数年前から手入れが難しくなったが、シーズンを通して約1千株が咲く。今年は1月下旬に咲き始めたという。

 英夫さんの娘の清子(きよこ)さん(48)は「父が長年手入れしてきたので、今年もきれいに咲いてよかったです」と話していた。

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