春の使者 かれん みかも山公園 雪割草が開花

下野新聞
2019年2月26日

 雪割草の名で知られるミスミソウが、栃木市と佐野市にまたがる「みかも山公園」で咲き始め、春の訪れを告げている。

 雪割草は早春に落葉広葉樹林などに生えるキンポウゲ科の多年草。同公園管理事務所によると、今年は雨が少ないため、開花は例年より10日ほど遅れているという。25日は日当たりのよい同公園の雑木林の斜面で、落ち葉の合間から薄紫や白のかれんな花が姿を見せていた。

 群馬県館林市下早川田町、無職小林博文(こばやしひろふみ)さん(67)は「早春の花を見に訪れました。春を感じるすてきな花ですね」と話していた。同公園では4月7日まで写真展などが楽しめる「早春の花まつり」も開かれている。