竹林でキャンプ 宇都宮のワカヤマファーム ハンモックテント使用 観光事業を強化

下野新聞
2020年10月31日

 竹林経営やタケノコ製品製造のワカヤマファーム(宇都宮市宝木本町、若山太郎(わかやまたろう)社長)は31日、竹林「若竹の杜(もり) 若山農場」(同所)内でハンモックテントによるキャンプ「野宿」のサービスを始める。ライトアップなど観光農園事業を強化する中、竹林内で宿泊ができるようになる。

 ハンモックテントは英国製で正三角形。等間隔で植えられている竹を正三角形で結んだ3方向から、高さ約1.5メートルにつることで、寝ても中央に寄ることがない。ハンモックテントの下の竹は伐採する。若山社長は「正三角形のハンモックテントを3方向につるのは、竹林でないとうまく張れないはず」と説明する。

 3人用(最大重量650キログラム)は家族などで利用可能。2人用、1人用も用意した。1泊2日の定員は最大で15人程度。就寝時は寝袋を使い、降雨予想時には上に不燃性の天幕をかける。ハンモックテントのそばで、移動式たき火台によるバーベキューも楽しめる。

 若山社長は「笹鳴(ささな)りを聞きながら竹林の間から星空を眺めるのはここでしか体験できない」と強調する。

 大人1人の1泊料金はハンモックテントとチェア、たき火台などが付いたセットが8千円からで、ハンモックテントのみは6千円から。

 道の駅うつのみやろまんちっく村の温泉入浴券が付く。バーベキューセットなど各種オプションをそろえる。

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