実りの秋 艶やか 益子・クリ収穫

下野新聞
2020年9月13日

 益子町益子の大山栗園で、秋の味覚クリの収穫が始まった。同園では主力の「筑波」や「石鎚(いしづち)」など7品種を栽培し、近くの農園内には約400本のクリの木がある。今年は7月の日照不足や8月の少雨の影響で例年より10日ほど生育が遅れているという。出荷は9月下旬に本格化する。

 10日は同園の大山一夫(おおやまかずお)代表(70)が地面に落ちたクリのいがから艶やかな実を拾い出していった。大山さんは「今年の気象条件は厳しいが、良い物にこだわって提供したい」と話した。

 クリは道の駅ましこなどに出荷され、焼き栗などの加工品は来年1月ごろまで販売するという。

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