新婚さんコンにちは さくら 3組「きつねの嫁入り」

下野新聞
2019年10月31日

 【さくら】花嫁・花婿がキツネに似せた化粧をして結婚式を挙げ喜連川の街なかを歩く「きつねの嫁入り」が27日行われ、見物客でにぎわった。

 「きつれがわ」が昔、「きつねがわ」と呼ばれ、夕暮れになると山裾に赤い火が揺らめく「きつねの嫁入り」が見えたという言い伝えにちなむイベント。市民有志が実行委員会を組織し、毎年実施している。

 この日は市内外から3組のカップルが式を挙げた。カップルごとに、裃(かみしも)姿やキツネの化粧をした人たち約100人を引き連れ「さーうーさーうーさ」と調子を取りながら練り歩き、道沿いの見物客を楽しませた。

 式を挙げた草川、会社員鈴木大和(すずきやまと)さん(27)、美子(よしこ)さん(29)夫妻は「衣装が重くてつらかったけど、付き添いや周囲の方からお世話になり、良い思い出になりました」と喜んでいた。

地図を開く 近くのニュース