ほのかな「かおり」大玉に 大田原 希少ナシ、収穫始まる
下野新聞
2019年10月3日
【大田原】佐久山、農業石崎佳郎(いしざきよしお)さん(61)方で、希少なナシ「かおり」の収穫が始まった。名前の通り、ほのかで上品な香りとほどよい甘味が特徴。大きいものは小玉スイカほどのサイズで、重さが2キロを超える実もある。
安定した生産が難しいため、出荷量が少ない。県生産振興課によると、県内の栽培面積は約1・7ヘクタールで、ナシ全体の0・2%ほど。
石崎さんは約35年前、県内で初めて本格的な栽培に着手した。今年は計6千個の収穫を見込んでいる。
1日はパート従業員3人と共に、約750個を収穫。石崎さんは「梅雨明けの高温や適度な降雨のおかげで、今年は大玉に育った」と話している。収穫は今月中旬まで続くという。(問)石崎さん0287・28・1392。