誰でも気軽に奏でて JR日立駅 通路に「えきピアノ」

茨城新聞
2019年9月17日

誰でも自由に弾くことができる「えきピアノ」が、JR日立駅自由通路に設置された。オープニングイベントが16日開かれ、ボランティアの奏者が演奏するなどして設置を祝った。

ピアノは、市内在住の女性が寄贈したアップライトピアノ。にぎわいや気軽に音楽に親しむ雰囲気づくりにつなげたいと、通路海側のコインロッカーの前に置かれた。3カ月を試行期間とし、問題がなければ継続する。

市内の女性グループやNPO法人の代表らが「ひたち・駅ピアノ実行委員会」を結成し、準備を進めてきた。実行委の佐々木早苗会長は「市民の交流の場や、日立を訪れた人の思い出作りになれば。愛されるピアノに成長させていきたい」と語った。

イベントでは、ピアノ教室に通うなどしている5組7人が演奏。会員制交流サイト(SNS)で知って訪れた同市小木津、会社員、高島佑基さん(29)は、独学で練習しているアニメの曲を弾き、「屋外での演奏はいい。こういう試みが増えてくれれば」と期待を寄せた。

ピアノの開放は午前7時~午後10時。事前に告知や集客をしての演奏は認められない。

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