那須岳に秋告げる リンドウ開花
下野新聞
2019年9月2日
秋の訪れを告げる青紫色のリンドウが、那須岳(茶臼岳)で咲き始めた。
リンドウは、那須ロープウェイ山頂駅から姥ケ平に向かう道や、峰の茶屋跡から朝日岳に続く道の脇などに自生している。同ロープウェイによると、今年は20日すぎに咲き始めたが、天候の影響などで例年より開花が遅れ気味という。
30日は朝から広範囲が濃霧に包まれ、登山客は少なめ。徐々に雨が強くなる中、雨露にぬれたかれんなリンドウが風に揺れていた。
同ロープウェイの江田康範(えだやすのり)所長(71)は「9月中旬ごろまでは楽しめる。リンドウの花を見ながら那須の秋の訪れを感じてもらいたい」と話していた。