《茨めん》黒竜とんこつラーメン(塩) とんこつらーめん黒竜(下妻市)

茨城新聞
2019年9月1日

九州仕込みのとんこつラーメンを味わえる。自慢の自家製麺は「九州で教わった硬めのストレート。水は少なめで作るのが難しい」と社長の猪瀬太洋さん。毎日気温や湿度を見ながら水の量や生地を寝かせる時間などを調整する。「黒竜とんこつラーメン(塩)」は「少し濃度を持たせたとんこつ100%」のスープに、香ばしく揚げたニンニク入りの調味油マー油を入れ、チャーシュー、メンマ、キクラゲ、青ネギなどをトッピング。テーブルに紅ショウガ、高菜、ニンニクが置かれる。「ラーメンは庶民の味。学生さんにも手頃な値段にしている」

猪瀬さんは20代でとんこつラーメンに出合い、九州などで修業した。2000年下妻市に店を開いたが、当初はとんこつラーメンはなじみが薄く苦労したという。「九州で学んだ基本は守りつつ工夫した」。九州出身者や転勤族から「本場の味」と励まされ、次第に支持されるようになった。「変わらないために変わり続ける」がモットー。「見た目は変わらないが、小麦も調味料も変えている」と素材を研究し日々味の向上に努める。

「黒竜チーズとんこつ」「とろろラーメン」は意外だが「とんこつによく合う」組み合わせ。唐揚げもギョーザも手作りする。

下妻市南原28の1
定休は月曜
営業時間は午前11時~午後2時(ラストオーダー同1時45分)、午後5時半~9時(ラストオーダー同8時45分)
(電)0296(45)1520

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