創業支援センターにラーメン店オープン 境、飲食店第1号 15日にはカフェも

茨城新聞
2020年8月7日

飲食業で起業を志す人を応援する境町の創業支援センター「S-start up(エス・スタートアップ)」に、飲食店第1号となるラーメン店がオープンした。同施設は飲食店用スペースと貸事務所用のスペースを2部屋ずつ計4部屋備え、今月15日にはカフェが開店する予定だ。

施設は、中心市街地にある旧法務局庁舎を全面改修。飲食店などを始めたい人が厨房(ちゅうぼう)や調理器具、食器などの設備の整ったデザイナーズキッチンを一定期間低価で利用することで、店舗経験を積むことができる。

今回、ラーメン店「境逸品 鶏そば 山田屋」をオープンさせたのは同町在住の山田光さん(30)。一日分として用意した70食をランチだけで売り切るなど大盛況で「思った以上に人が来て驚いた」様子。古河市内でバーを経営していたが、地元に飲食店を構えたいとの夢を持ち続け、「このチャンスを生かして将来は境町内にラーメン店を開きたい」と意気込む。

このほか、境町産の米や新鮮野菜、さしま茶などを使ったカフェ「sinamonn kitchen(シナモン・キッチン)」と家具屋が順次オープンする予定。絵画制作スタジオ「ウチウミワークス」は7月から同施設で営業している。

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